メタバースが今後利用されるようになると言われていますが、メタバースの活用事例はまだまだ少ないです。
特に、セミナーをオンラインで行うウェビナーはあっても、メタバース上でセミナーを行う事例はほとんどありません。
ただ、実はメタバースとセミナーは相性がかなり良いです。なぜ、そう言えるのか、また、メタバース上でセミナーを行うときの注意点を解説します。
- 双方向性のある交流
- 没入感がある
- 現実世界ではできない演出
- メタバースの開発 or レンタル
- セミナーの企画
- セミナーの集客
- 事前のテスト
- 事前に操作の説明をする
- 参加者が飽きない演出
- 音声トラブルの防止
- 商品やサービスの疑似体験
そもそもメタバースとは
最近バズワードとして使われる「メタバース」ですが、サービスや国、話す人によって、その定義が異なります。
ブロックチェーンエンジニアの私からすると、「ブロックチェーンに紐づいた仮想空間」がメタバースです。もっとざっくりお伝えすると、「限りなく現実世界に似た仮想空間」です。
当ページでも、メタバースを「限りなく現実世界に似た仮想空間」という意味で、話を進めていきます。
もし、メタバースについてしっかり理解したいという方は、「メタバースとは?ブロックチェーンエンジニアがわかりやすく解説」の記事を参考にされて下さい。
メタバース上でセミナーをした時のイメージ
ただ、「いまいちメタバースを利用したセミナーのイメージがつかない」という方が多いと思います。
ざっくりとしたイメージですが、以下の画像を見ていただくと、メタバースを利用したセミナーのイメージがつくかと思います。
上記のように、セミナーを行う部屋を作り、メタバース空間内のスクリーン上で画面共有をしながら行うものもあります。
また、自社のオフィスを再現した部屋を作り、そこに参加者を招待するといったことも可能です。
メタバースとセミナーの相性が良い理由
前章で、メタバースを利用したセミナーのイメージがついたところで、なぜメタバースとセミナーの相性が良いと言えるか、その理由について解説していきましょう。
先に理由をお伝えしてしまうと、参加者や主催者との交流が円滑にでき、没入感のある体験ができるため、メタバースとセミナーは相性がいいです。
詳しくは以下で説明します。
stop双方向性のある交流
そもそもですが、メタバースではアバターを利用します。アバターを使うことで、人と交流する時に心理的負担が下がると言われていたりします。
そのため、参加者同士の交流や主催者との交流も、セミナーの企画が丁寧にされていれば、円滑に行えます。その結果、参加者同士の人脈形成ができたり、参加者の満足度も上がったりというメリットがあります。
stop没入感がある
メタバース空間を利用する時は、VRゴーグルを利用することが多いです。VRゴーグルを利用しない場合でも、一人称視点などによってメタバース空間への没入感を体感できます。
没入感があることで、従来のリアルな会場では味わえなかった非日常感も味わうことができます。そのため、しっかり参加者に没入感を感じてもらえれば、参加者の満足度も上がります。
また、現実世界の商品を3DCGデータでメタバース上に展示することで、セミナーの際に、参加者がリアルに近い商品を確認することができるメリットもあります。
stop現実世界ではできない演出
メタバースでは、特殊なエフェクトを利用して現実世界では体験できないような演出ができます。
特殊な演出を行うことで、参加者が飽きづらいコンテンツを企画することができ、参加者のセミナーに対する印象も上がります。
セミナーにメタバースを活用する方法
では、セミナーにメタバースを利用するにはどうしたらいいでしょうか?
この章では、メタバースを利用したセミナーの開催方法を解説していきます。
stopメタバースの開発 or レンタル
まず最初に、メタバースの開発か、メタバース空間のレンタルが必要です。
・自社で頻繁にセミナーを行いたい→自社開発 or 外注
・メタバースを利用したセミナーをたまに行う→レンタル
上記のように、セミナーをどれくらい行うのかによって、メタバース空間を自社開発するのかレンタルするか決めると良いでしょう。
また、自社開発の場合、メタバース空間を自由に設計できますが、レンタルの場合はそこまでカスタマイズできないので注意が必要です。
stopセミナーの企画
メタバースの開発・レンタルの目処がついたら、どのように主催者側と参加者側の交流を行えるようにするか、企画を調整していきましょう。
メタバース空間を開発する際や、レンタルした時に、企画当初のメタバース空間の想定とズレがあることも。この点は柔軟な対応が必要です。
stopセミナーの集客
セミナーの企画や、メタバース空間の準備ができてきたら、いよいよ週客です。セミナーのターゲット層に応じて、集客のアプローチ方法を工夫すると良いでしょう。
例えば、参加者層が高齢ならメールでの週客を活用したり、若年層がターゲットであれば、SNSでの集客を行ったりなどです。
stop事前のテスト
そして、セミナーの直前になったら、メタバース空間でテストを行いましょう。
この時に、参加者の満足度に影響しやすい音声のテストや、大人数で同時にメタバースに接続しても大丈夫かのテストを入念に行いましょう。
メタバース上でセミナーを行う時の注意点
この章では、メタバースでセミナーを開催するにあたっての注意点を解説します。注意点をしっかりクリアしておくことで、満足度が高いセミナーになります。
また、調整に時間がかかる項目もあるので、最低でもセミナーの1週間前に以下の注意点がクリアされていると安心です。
stop事前に操作の説明をする
意外と抜けてしまうのが、この項目です。セミナーの参加者の中には、初めてメタバースサービスを利用される方も多くいます。
その場合、事前にメタバースの接続に利用する機材の説明や、どのようにメタバースを利用するか方法が分かっていないと、当日参加者の満足度が下がってしまいます。
事前に資料や動画で、参加者の方にメタバース空間の利用方法をまとめておくと親切でしょう。
stop参加者が飽きない演出
メタバース空間では、先ほどお伝えしたように、現実世界ではできない特殊な演出ができます。
せっかくメタバースを利用してセミナーを行うのですから、参加者が飽きないように、所々に非日常的な演出を施しましょう。そうすることで、主催者側の話も印象に残りやすくなり、結果として、好評を得られやすくなります。
stop音声トラブルの防止
オンライン上で行うセミナーの場合、音声が悪いと参加者の満足度が下がりやすいです。
メタバース上のセミナーも同様で、音声トラブルは避けるべき内容です。音声トラブルは、事前にメタバース空間でのテストをする際に、入念に行っておきましょう。
stop商品やサービスの疑似体験
メタバースでは、現実世界の商品も3DCGデータにして、メタバース上で参加者に見せることができます。ものによってはかなり正確にして、現実世界の商品に近い形で参加者に見せられます。
せっかくメタバース空間でセミナーを行うのですから、参加者が主催者側の商品やサービス情報を疑似体験できるように、企画を組むと良いでしょう。
comliveが行うメタバース支援
ここまで読んでいただきありがとうございます。
当ページでは、ブロックチェーンエンジニアの筆者が、メタバース上で行うセミナーについて紹介してきました。
当サイトcomliveでは、メタバースを利用してセミナーを行う企業様の支援を行っております。メタバースを利用されたことがない方でも、comliveが台本の制作から一緒に行うため、安心してセミナーを行うことができます。
ぜひ、一度comliveにセミナーの相談をいただけますと幸いです。
最後まで、当ページを読んでいただき、ありがとうございました。