企業がリードを獲得するうえで、セミナーは非常に貴重な機会だといえます。そして、Web上でセミナーを開催する「ウェビナー」は、新しい顧客接点として注目を集めるようになりました。オンラインイベントならではのユニークな企画も次々に生まれています。この記事では、ウェビナーの概要や企画の例などを解説していきます。
オンラインイベントが注目される背景とは?
多くの企業がウェビナーをはじめとするオンラインイベントの開催に積極的なのは、いくつかの理由があります。以下、オンラインイベントが盛んになった背景について紹介します。
arrow_right#新型コロナウイルスの感染拡大
大きなトピックとして、新型コロナウイルスの感染拡大は無視できません。2020年の2~3月からパンデミックを引き起こしたコロナの猛威により、世界中で感染防止が重要なテーマとなりました。そのため、これまでのようにオフラインの会場を使って、多くの集客を目指すような企業イベントは開催が難しくなってきたのです。コロナ禍でも安全にイベントを実施できることから、オンラインイベントの注目度は高まってきました。
arrow_right#低コストで大勢に訴求できる
コロナ禍以外でも、「効率性」はオンラインイベントが台頭した大きな理由だといえるでしょう。従来のオフラインイベントでは、大規模な会場を確保して、集客努力をしなければなりませんでした。当然、費用も労力もかかります。もしも期待していた成果が出なかった場合、イベントのコストが莫大な損失になることも珍しくありません。しかし、オフラインならそれほどコストをかけなくても大勢の顧客に訴求できます。遠方の企業もセミナーに参加できるので、新たなリード獲得につながりやすいのです。
arrow_right#ツールの発達
オンラインイベントの進化には、専用ツールの存在も大きく貢献しました。ビデオ会議システムや動画制作、配信のソフトウェアなど、関連ツールはめざましく発達してきました。しかも、専門的な知識がない人でも気軽に操作できるツールが少なくありません。オンラインイベントを開催するハードルは、以前よりも大幅に下がったといえます。

stopオンラインイベントの企画の特徴!オフラインにはないメリットを紹介
柔軟で訴求力の高い企画はオンラインイベントの魅力です。ここからは、オンラインイベントの企画に見られる主な特徴を挙げていきます。
stop#動画と連動した具体的な提案
最大の強みは、映像を用いた提案が簡単に可能な点でしょう。オンラインイベントでは動画や3Dグラフィックなどを用いて、提案を具体的に行えます。オフラインイベントではプロジェクターやスクリーンが必要な動画も、オンラインなら必要なツールさえあれば簡単に配信できます。参加者は提案内容を明確にイメージできるので、その後の集客につながりやすいのです。
stop#リアルタイムで正確なデータを集計
オンラインイベントでは、参加者の正確な数をその場で確認できます。さらに、アンケート機能を使えば、参加者の意見や要望をリアルタイムで閲覧できるでしょう。イベント自体の満足度も、開催直後に集計可能です。目標の達成度や課題を分析し、すぐに次のマーケティングへと進んでいけるのです。
stop#アーカイブ化して長期的な宣伝にも使える
Web上で配信したイベントは、アーカイブにして保存することもできます。リアルタイムで不参加だった人々も、後日、アーカイブで内容を把握してくれます。アーカイブをどれほど残すかは、主催側の希望によって調整可能です。つまり、1回オンラインイベントを開けば、その記録を利用して長期的に宣伝を行えます。
stop#Webサービスの信頼性を獲得
企業が運営しているWebサービスの信頼性を獲得するためにも、オンラインイベントは行われてきました。Webサービスの内容によっては、運営している企業、スタッフの顔が見えづらくなり、ネットユーザーを不安にさせかねません。こうした躊躇があると、どうしても集客力は低くなってしまいます。しかし、Webサービスに関連づけたオンラインイベントがあれば、運営側の思いや人間性をアピールできます。ネットユーザーが「信頼できる相手が運営していた」と思ってくれたなら、リード獲得に役立つでしょう。
オンラインイベントの企画アイデア!自社だけの個性をどう生み出す?
多くの企業がBtoBのイベントにオンラインを利用してきました。そのため、オリジナリティをアピールして、参加者の関心を集めることは重要なテーマだといえます。この段落では、オンラインイベントで個性を生み出せる、企画アイデアを紹介していきます。
stop#ターゲット層に合わせて演出を考える
ウェビナーのようなオンラインイベントでは、動画やテロップなどで自由な演出を施せるのが魅力です。ただし、開催側のセンスだけで演出を考えていては、なかなか参加者に受け入れてもらえません。オンラインイベントの演出は、ターゲット層を想定することが肝心です。性別や年齢、業種など、ターゲット層のペルソナを細かく設定しましょう。そのうえで、「どのような映像なら見入ってもらえるか」「何をテロップで強調するべきか」と検討していきます。
そのほか、ターゲット層の視聴環境も意識するべきポイントです。もしもオフィスからイベントに参加するなら、比較的整った視聴環境だと考えられます。つまり、派手でこだわった演出も受け入れてもらいやすいでしょう。一方、スマホやタブレットで気軽に見たい人は、イベントに長時間参加してくれる可能性が低いといえます。シンプルで短い動画をつなげていくような演出がぴったりです。
stop#動画を垂れ流しにしない
どれほど完成度の高い動画であっても、いわゆる「垂れ流し」の状態にするのは避けましょう。なぜなら、動画を配信しているだけだと、コミュニケーションが一方的になるからです。参加者が退屈してしまえば、離脱が増えてイベントは失敗してしまいます。オンラインイベントでは必ず話し手を用意し、その人が動画を操作するような流れにします。動画に解説を添えたり、参加者の意見を募ったりして、退屈しない内容を目指しましょう。
stop#アーカイブには説明を添える
オンラインイベントをアーカイブ化するときには、リアルタイムで参加していなかったネットユーザーに配慮することが不可欠です。すべての視聴者がアーカイブを最初から最後まで流してくれるわけではありません。むしろ、重要な部分だけを確認したい人はたくさんいます。アーカイブには全体の流れの説明を添え、どうしても見てほしい箇所は「〇〇分××秒~〇〇分××秒」という形で示しておきます。こうすれば、アーカイブだけ見る人にも、イベントのテーマをしっかり伝えられるでしょう。
BtoBマーケティングにはオンラインイベントを利用しよう
開催する側の労力が少なく、参加のハードルも低いオンラインイベントはBtoBマーケティングで重要な位置を占めるようになってきました。内容次第では自社の新たな魅力をアピールできるでしょう。オンラインイベントでは自由な企画性が強みです。ターゲット層をしっかり想定しつつ、オリジナリティのある企画を生み出すことが肝心です。